ひょうたんは西アフリカと南米ペルーが原産国とされ「世界最古の栽培作物」といわれています。ウリ科に属するひょうたんは1,200品種を数え、食用と非食用があります。夕顔系で暗いときに花を咲かせ、その花はきれいな白い色をしています。また、つるは右巻き、途中で左巻きと反転し、胴のくびれないものとあるものがあります。

日本書記に「瓢」(ひさご)と書かれているひょうたんは、現在では縁起物として広く一般に知られており、また、全国の神社・仏閣などの授与品としても親しまれています。
ひょうたんが縁起物とされる由縁はいくつかあります。

  • ひょうたんは円く角がないことから、「両縁結び」ともいわれています。
  • ひょうたんの中に種を保存すると長期間生命を維持することから、「必ず芽が出る(成功す る)」とのたとえにされています。
  • ひょうたんは水に沈まないことから、「不沈の御守り(水の神様)」といわれています。

現在、ひょうたんには縁起物としての存在だけでなく、容器や楽器、神宮、印籠、薬入れ、種入れ、七味入れ、徳利、ランプ、スピーカーなど、様々な用途に使われています。
また、工芸品の分野では、うるし加工や金箔貼り仕上げ、焼き絵、透かし彫り、草木染め、いぶし加工など様々な加工がされています。
その他、ひょうたん水を利用したものとして、薬、化粧水、お菓子、漬物等があります。

立山のひょうたんは富山県では富山県伝統的工芸品として指定されています。
また、地元の立山町では特産品にもなっています。これは、古く立山で、成人の証としてひょうたんに酒を詰めて雄山神社(登頂)にお供えし成人を祝ったことが由来とされています。